グアテマラにて            11月25日

 11月23日にグアテマラのアンティグアという町で、マヤの大長老のドン・アレハンドロさんのお話を伺うことが出来ました。
 沖縄の自然信仰家・比嘉良丸、りかご夫妻のグアテマラツアーに参加しており、お話を聞く機会はご夫妻の仲介による物です。ご夫妻にはいつもお力をお借りして仕事をしています。本当に助けられていてありがたいです。本に載せる予定の写真を皆さんとご一緒しました。下に載せた物です。

 質問はいろいろあって、マヤの伝承を伺うことになりました。ギザのピラミッドもメキシコのテオティワカンのピラミッドも3万年前からの情報を持っているので、この関連の話を聞きました。
 通常の歴史ではこの部分には先史時代、いわゆる原始時代が当てはめられていて、文明は存在しないことになっています。

 マヤの暦が西暦2,012年の12月21日に終わるというお話が以前から流されていて、この日の意味は何度も大長老によって説明されてきました。正確な記述はインタビューに合わせて書いた物を次の本に載せますが、世界の終わりではなくてその続きはあるし、暗闇の3日間が来てやっと次の時代が始まるとの事でした。

 このグアテマラでもこの日を13バクトゥンの終わりとして、観光のために宣伝がなされています。そのおかげで一部区間の旅費が突然2.5倍に跳ね上がり、ツアーの予算をオーバーするという事態まで起きています。
 残念ですが、その時をこのマヤの地のエリアで迎えるという観光のためなら仕方がないと思います。少しでも地球環境の変化と未来に目を向けて欲しいという思いもあるでしょう。

 人を脅すことでお金を儲ける人もたくさんいて、現実にお金儲けの種にもなっています。日本のスピリチュアルとは何なんだろうと本当に思います。真実はまだ分からないので、何を言っても許される様に考えているのかも知れません。
 12月21日を過ぎると、この日は何だったのだろうという話がだんだん出てくると思います。

 未来についても、伝承の内容を伺いました。この件も詳しく本に書くことになります。テオティワカンの遺跡に残された数字には興味を持って頂くことが出来て、大長老の指摘する時を伺うことが出来ました。
 この時は、遺跡の中にも確認できる物でした。ただ、大長老は、その意味は自分で考えなさいとのことで、出所を伺うことは出来ませんでした。

 未来は決まっていませんが、予想することは出来ると思います。太陽の伴星の周期が正確に出せていた前文明では、その数値が明らかだったはずだからです。
 今回、その時を示す数値の根拠は伺えませんでしたが、大長老の思いは本来彼が伝えたかった物として本に書かせて頂けることになりました。

 お名前を本の帯に載せても大丈夫とのことで、本当にありがたいことになりました。お礼は印税の一部から大長老を通じてマヤの方々に寄付をさせて頂くことになりました。
 ここに詳しく内容が書けなくてすみません。インタビューの内容は本になる前に確認を取ってそれから出版の予定です。すみませんが、それまでお待ち頂ければと思います。
 遺跡のどの位置になっているのか本には載せますので、それまでお待ち頂ければと思います。分かりやすい場所でした。

 明日からティカルというマヤの遺跡に行ってきます。こちらでも何か進展があると良いなと素直に思っています。
 マヤ文字の暦やその表現方法など、調べてみたいことも事前に準備して来ています。通常言われる遺跡の建設時期は約2千年くらいの古さですが、1万年以上遡る情報が何かあるのか、少しでも分かれば良いなと思っています。
 結果は帰国後にご報告致します。

稲生雅之