マヤの暦による解析         10月16日

 マヤの暦の終わりと言われる西暦2,012年12月21日が、テオティワカンの遺跡に位置で表されていることを確認して来ました。
 マヤの暦が遺跡が作られた時代から現在まで、正しくカウントされている事を表すのですが、この確認はギザのピラミッドの示す西暦2,030年頃との一致で見ています。

 テオティワカンの遺跡の時代から現在までが、この暦で表現できるならば、この遺跡の出来る前もそのまま使えるのではないかと思います。
 現在の私たちにとって、過去は紀元前何年という表現です。これだと遺跡の建造時には存在しなかったキリスト誕生年が必要になります。

 加えて聖書の暗号の中を調べる場合、BC10,000年となると、これだけで8桁になり年代を出すことで精一杯です。何か分かるかもしれませんがこの年代とピラミッドなどの言葉を組み合わせて解析することは出来ませんでした。
 過去を調べるには、この表記の長さが問題で上手く調べる事が出来ていませんでした。

 今回マヤの暦がテオティワカン遺跡に組み込まれていて、その建設された時代まで遡れる可能性の高い事が分かりました。
 これであれば、暗号解析ソフトにマヤ歴を組み込んで使うことで、過去を調べてゆけると思います。
 早速ソフトを改造して調べた結果のご報告です。

 少し分かりにくいお話ですみません。マヤの暦の終わりの日は、マヤの長周期の暦で
(12,19,19,17,19)
と表され、この翌日が(13,0,0,0,0)ではなくて
(0,0,0,0,0,)
となります。詳しくは太陽の伴星の本やマヤの暦の本を参考にして下さい

 この5個の数字の左側3つが年を表し、右側2つが年月を表すと考えると少し分かりやすくなります。
 右の2つは20日の1ヶ月が18回あるので、20x18=360日となり、地球に極移動を伴う激変が起きる前の1年になります。

 左の3つの数字が年を表します。左から1つめ数字には400を掛けます。2つめは20です。3つめはそのまま使います。例えば、
(10,4,0,)とした場合
400x10+4x20+0=4,080年
となります。この一年は360日で計算した物です。

 (a,b,c)を年に相当するマヤ歴の表記として、これに調べたい言葉を組み合わせて暗号解析のキーワードとし、調べられるように暗号解析ソフトを修正しました。
 ギザとテオティワカンのピラミッドの建設が、マヤの暦でいつになるのかを暗号解析ソフトで調べてみました。

 暗号は旧約聖書の言葉ならそのまま使えると思います。エジプトは使われているので、ここではギザとナイルを試してみました。
 テオティワカンは長くてそのままでは使えません。また、アメリカは旧約聖書には出てこない場所なので、当時の発音の場所で調べる必要があります。

 作業はまだ途中なのですが、ギザをGZ、ナイルをnileで調べたところ、ギザでは(10,4,0)でピラミッドが強調されていることが分かりました。下のグラフがそのデーターです。5,200年の中で、この部分のみブルーのピラミッドの数値が前から約20年間分10倍近く高くなっています。
 nileにはこの様な強調はなく、場所が特定される必要があるようです。

 メキシコはメシトリの地が語源で、メヒコと発音できます。これで調べているのですが、現状まだ明確にこの時期と言うに足りるデータは出せていません。地名が特定できないので上手く出来ていない感じです。
 ここはもう少し調べてゆく必要があるようです。

 ギザで(10,4,0)に相当する時期ですが、今から
1,120年前
6,320年前
11,520年前
となります。1年が360日の計算なので、本当はもう少し短い年数になります。
 365日換算で約11,362年位前となる時にピラミッドは強調されていますので、この時代がその建設と大きく関わっていると思います。

 6,320年前は歴史に残るか微妙な時代です。この時期なら何か歴史に残ったのではないかと思います。ここよりは単純に11,360年前の方が可能性が高いので、このくらいの時期がその建設の時の可能性が高まりました。
 関連するコードをもっと詳しく調べてゆくと、より詳しく過去が分かると思います。

 聖書の暗号にはアカシックレコードが部分的に入れられているという理解が一般的でした。このマヤ歴の存在は、過去のデーターです。アカシックで表現する必要のない部分なので、確定した過去の情報でしょう。今後調べてゆく上でも、この区別が重要になってくると思っています。
 この事の意味など詳しくは次の本に書くことになります。

 マヤ歴による解析も、高機能版には組み込んで正式サポート致します。次の本の販売は12月になると思いますが、この本の販売に合わせてマヤ歴の解析が出来るようにしたいと思います。
 マヤ歴は5,200年の周期で繰り返して使います。この暦で3万年前の前回の伴星の接近で何が起きたのか、情報が残されていると思っています。

 ギザで5,200年分を調べるのには最低3日かかりました。その何倍もかかる言葉もたくさんあるのが現実で、過去を調べる事は本当に大変です。
 でも、前文明の人々が私たちに託している情報がここには明らかに存在しています。今回のグラフは、暗号が統計的に明らかに操作された物であることを、グラフの形で明らかにしてくれました。
 他の遺跡も含め、前文明の人々が私たちに何を伝えたかったのか、時間はかかりますが、順番に調べてゆきたいと思います。

 この作業は多くの人に協力をお願いし、一つ一つ調べてゆく形になって行くと思います。暗号の始まりも調べていますし、たくさんある遺跡がどの時期にどのように表現されているか、結果を積み上げてゆく必要があるのです。このあたりも次の本で説明したいと思っています。
 興味のある方、ご協力頂ける方、よろしくお願い致します。

稲生雅之