前回エネルギーの未来について解析しましたので、今回はその続きで日本の原子力の未来を見てみたいと思います。
前回の解析によれば、私たちが未来の永続性を考えて行動すると、未来は原子力のエネルギー比率を下げる方向で進むことになります。
その結果として、原子転換と放射能の無害化につながる未来に、可能性のあることを見ています。
現在国民は東京電力福島第一原子力発電所の事故と、その後のお粗末な対応をみて脱原発を望んでいます。
政府はまだ原子力発電に頼ろうとする力が強く、国民は脱原発を望むも、政府は如何にしてこの要求をやり過ごすかを考えているところだと思います。原子力の利権に関わる人たちが自分の利権を守ろうと努力しています。
国民に健康被害が広がれば、ますます国民は脱原発に流れることになるので、現実の健康被害の状況を隠す力が働いています。
封印された「放射能」の恐怖
という本があります。ECRR科学事務局長クリス・バズビー著、講談社の出版です。この本には現在の日本状況がよくまとめられていて、健康被害の隠される状況を説明しています。とても参考になりました。
福島の原発事故はチェルノブイリの10分の1とか言われていて、それほどの被害でもないように宣伝されています。でも、現実は大きくねじ曲げられているとこの本は伝えています。漏れた放射能はもっと多くチェルノブイリの2倍と書かれていました。
ネットで調べてみたのですが、現在のアクセス上位には放射能被害は少ないとする情報が多く、人々が安心したいからこの種の情報アクセスが多いのか、それともある種の操作なのか、分からなくなる状況でした。
確率的には白血病も甲状腺癌も出てきているはずなので、報道に出てこないことがおかしいとのことです。5年前後時間がたたないと数が増えないこともあり、まだまだ隠せる数なのでしょう。
*9/12追記
9月11日の夜のニュースで「子ども甲状腺検査で初めてがんの診断」という報道がありました。
検査を担当している福島県立医科大学の鈴木眞一教授は、記者会見で「子どもの甲状腺がんが増加したチェルノブイリの原発事故では福島よりも多い量の放射性物質が放出されたが、事故からがんが発症するまでの期間は最短でも4年程度だった」として、今回見つかったがんについては原発事故による放射線の影響とは考えにくいと述べました。
以下私のコメントです。チェルノブイリでの統計は、4年よりも早く急性として発症しているケースが存在することを示しており、数は今後とも増えてゆきます。福島のごまかしのない統計は放射線被害の真実を物語るでしょう。
放射能のせいでないとするにも発症例が増え、自然発生では統計的に多すぎるということとなり、ごまかしの限界が来ます。
*追記終わり
人口の統計が正しく評価されればその傾向もつかめると思うのですが、こちらも人々の移動が大きくて評価が難しいのかもしれません。
そこで、東北の人々の健康について未来をグラフで調べてみました。311の東日本大震災に影響を受けているデーターを選んで、影響のない物と比較してみます。
ここに上げたグラフでは、対象に放射線に弱い子供を選び出しています。甲状腺、寿命、白血病、病気、放射能について比較してみました。
すると、2011年はデーターがなくて比較できないのですが、2012年以降甲状腺、病気について311の影響が大きく、18年以降は病気が高くなってくることが分かりました。この経過はチェルノブイリに似ている感じです。
白血病についても少し高くなっていますが、甲状腺ほどではないようです。
最近新聞で目にした記事では、福島の子供達の甲状腺の腫れが増えていて、全国で比較を始めるとする物です。
私から見れば放射線の影響ですが、これから時間をかけて調べ、統計的に全体に埋もれさせるなど様々な手段で隠蔽するだろうと思います。
この様になるとしても、甲状腺癌は統計的に5年くらいで数が増え始めます。16年に甲状腺のグラフが高くなっていることはこの数字を表しているのかもしれません。
この数が増えるにつれてごまかしがきかなくなりますし、18年からは病気のグラフも立ち上がり、健康被害の増えることが予想できる状況です。放射線被害による病気は白血病と甲状腺癌だけでなく、遺伝子欠損から心臓病までありとあらゆる被害につながってゆく物です。
ここまで進むと一部の心ない医療関係者と政府の態度にかかわらず、国民はそれらの人々を嘘つきとして非難し始めるでしょう。今の日本人が怒るとその態度は大きく変わると思われ、脱原発は動かしがたい物になるのではないかと思います。
一部の良心なき人々が騙して国民を動かすことには限度があるでしょう。
その続きですが、原子転換と放射能の無害化を調べると、ここにつながりを感じます。3番目のグラフで見るのですが、原子転換の流れを見ると、パワーとしての電力利用への研究開発が16年くらいからまず行われ、その後に21年から無害化の開発が行われると見えています。
原子転換が出来たら、放射性物質を出さないように制御して発電できるのです。この技術を自然界に拡散した放射性セシウムの無害化につなげるには、微生物の利用など続きの開発が必要になりもう少し時間がかかるのではないかと思います。
このグラフでは13年にも可能性がありますが、このグラフは未来の永続性を考えて行動する場合の物です。13年ではまだ一部の人の今の利益に振り回されていると思いますので、その次のタイミングの16年にこの方向で動き出せればよいと思います。
21年から始まる無害化の研究が25年くらいに完成すれば、そこから福島の地を始め、放射能に汚染された土地を元の豊かな自然に戻す活動が始められるでしょう。
グラフは可能性の一つであり、もう少し遅くなるかもしれません。科学の進歩も必要でしょう。時間はかかるとも、放射能という問題と向き合って永続性のある未来を選べば良いようです。
稲生雅之
にんげんクラブ全国大会
9月22,23日にパシフィコ横浜で行われるにんげんクラブ全国大会の展示会に出展しています。高機能版のソフトウエアのデモに加え、未公表のグラフをご覧頂けます。信長、秀吉、家康、地震の関連と三浦友和・山口百恵さん、江口洋介・森高千里さんなどです。
10月27日発売予定・個人向け時間分解グラフ機能を利用できるバイブルコードメッセージVer3.0の前売りも始める予定です。
ご来場お待ちしています。
ソフトウエアの購入説明会
9月30日の日曜日に大阪(地下鉄西大橋駅コベントガーデンの予定)でソフトウエアの説明会を行います。新規購入のための説明会です。現在のVer2.0の使い方の説明もしますが、今開発中の時間分解機能と、その関連する使い方についても説明致します。9月20日の高機能版と、10月27日までに実現する機能をご説明する形になります。
お申し込みは以下のHPよりお願い致します。
9月30日日曜日 暗号解析ソフトの説明会申し込みページ
説明会申し込みページ
ソフトウエアの講習会
Ver1.0,Ver2.0のソフトウエアの使い方の講習会です。ノートPC持参で、知りたいボックスを入り口とし、詳しく自分を調べてゆきます。
札幌の後は11月になりますが、仙台、名古屋、福岡に回りたいと思っています。
こちらもよろしくお願い致します。
10月14日(日)13:00~17:00(15分前開場)
SAPPORO-CAFE
〒060-0808 札幌市北区北8条西5丁目2-3 札幌公務員受験学院ビル1F・2F
http://sapporo-cafe.jp/
参加費 2,000円
お申し込みは以下の販売ページよりお願い致します。
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