龍馬の月別グラフ           8月27日

 8月14日に坂本龍馬の運命関係を年別10年間のグラフにして説明しました。今回は年別でなく、月別のグラフを見てみたいと思います。
 グラフには月別に調べてゆく機能もついており、年別に見て調べたい年があったら、その年を月別に見てゆくという使い方が可能です。

 前々回の年別のグラフは、坂本龍馬さんの名前から2種類出した内の1つと、その中から脱藩を強調して含んでいる部分を抜き出した物の2つでした。
 自分を調べる場合、名前から単純に2種類のグラフが出せます。名字名前という順番か、名前名字という順番でキーワードを決める事による違いですが、2種類のグラフには違いがあり、自分に合っている方を選ぶ感じです。龍馬さんの物も合っていると感じた一方です。

 龍馬さんの場合、ただ選んだだけではありません。脱藩によって大きく運命が変わっていると思われたので、その言葉を強調して含む部分を抜き出してグラフにしています。8月14日の下側のグラフで、彼の仕事をきれいに再現しています。
 彼の選んだ脱藩という運命をグラフにしてみたと考えて下さい。私たちの場合でも、大きく選ぶ運命がある場合は、同じように選ぶ運命をグラフにして見られます。
 今回は月別に龍馬さんを見てみます。

 1つめのグラフは1864年の物です。2度目の脱藩が決断のピークとして2月に出ています。帰国命令を無視した再脱藩が2月ですので、この事を表していると思います。
 このグラフには5月におりょうさんのピークがあります。この5月が一般に言う出会いなので、この部分にピークがあるのだと思います。
 歴史的にはこの部分が本当の初めての出会いなのかは分からないのですが、この前に会っている可能性を認めるにしても、この年の5月にも会っているのだと思います。ピークの意味をこの様に解釈しています。

 この龍馬さんの月別グラフは名前から出した2種類の一方です。こちらには2月の決断と5月のおりょうさんが出ていたので、そちらをそのまま使いました。
 この後の龍馬さんですが、主に仕事で見てゆくと、歴史の事実とは異なるピークがそれなりに多く出てきます。
 歴史に残ることは目立つ仕事と思われますが、現実にはその陰にたくさんの仕事のあったことを感じさせる結果でした。

 月別は参考のために、もう一つ載せたいと思います。こちらは1867年の物です。彼の暗殺された年の物です。
 本当に残念な暗殺ですが、この時の状況を知ることは私たちに当時の何かを教えてくれるかも知れないと思いました。

 歴史の資料によれば、1月13日土佐藩参政後藤象二郎と会談。4月上旬には亀山社中を土佐藩外郭組織とし「海援隊」と改称。となっています。
 グラフはこの間の彼の仕事が大変だったことを伝えています。ピークは2~4月で大きく盛り上がり4月の結果を結んだように見えています。

 その後は有名な6月9日の船中八策を後藤象二郎とともに策定しています。その後10月11月と新政府の策を出して行き11月15日に京都の近江屋で中岡慎太郎と共に刺客に襲撃され暗殺されています。
 11月に運命が下がると言うことは見られていませんが、10月の仕事のピークから12月に向かって下がっていっています。

 このグラフからすると新政府の樹立に向けた彼の策、10月の新官制擬定書と11月の新政府綱領八策が最後の仕事であり、暗殺と何か関係があるのかと思わせられます。
 新政府綱領八策は、有名な船中八策の大政奉還後の書き直しとも言える物です。内容的には欧米との不平等条約や日本に不利な金銀の交換レートの修正など、日本にとっては良い物ですが、イギリスなど欧米諸国にとっては日本の利用価値が下がる物です。

 この意味から言っても、新政府綱領八策はイギリスの利権に楯突く行為であり、今までのイギリスの代理・武器商人からの脱却につながることから嫌われたのでしょう。
 そしてなによりも彼の新政府における地位が外務大臣など高い物になると、その行動を押さえにくくなると考えたのでしょう。彼を暗殺するにはこのタイミングが適切だったのかもしれません。

 6月の船中八策よりも、この時期の新政府綱領八策の方が具体的な仕事として評価されているところは、この仕事が暗殺を呼んだと想像させる物になっていると思います。
 11月のこの部分について詳しく調べると、新政府綱領八策が暗殺につながった可能性のあることが出せると思います。

 11月のグラフを作ったデーターの中をしらべることでこの作業は可能です。現状ソフトウエアの未完成な部分なので、この使い方についてはまた改めて別の件でご紹介したいと思います。
 ピークを見つけたら、年のグラフの中での意味、月のグラフの中での意味をそれぞれ見てゆくことが出来ます。

 以下ソフトウエアの説明会のご案内です。個人向けのグラフの機能も説明致します。
 聖書の暗号の解析ソフト「バイブルコードメッセージバージョン2」に加えて、グラフの作成が出来る高機能版が9月20日より発売されます。
 バイブルコードメッセージの事をより深く理解してい頂ける説明会を開催しています。今までインフォメーションでは購入者向けと表現していましたが購入予定はなくてもかまいません。またすでにソフトを持っていても詳しく知りたい方には良い機会かと思います。

前回の説明会の雰囲気をご覧ください。
前回の説明会の動画ページ

『説明会のご案内』
9月2日(日)13:00開場 13:30開演
東京駅八重洲口徒歩2分 チケット3,000円
ソフト全般説明:南光史一
ソフト操作説明:小島雄一
Q&A:稲生雅之
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説明会申し込みページ

稲生雅之