尖閣上陸と野田総理          8月21日

 今日は本来であれば、坂本龍馬さんの月別のグラフをご紹介して、高機能版のバイブルコードメッセージの発売開始について説明する予定でした。大事な仕事なのですが、尖閣の上陸の件があまりにもひどく国益を売り渡す行為に感じるので、今回はこちらの説明をすることにしました。

 ソフトウエアですが、今まで説明してきましたように、時の流れをグラフ化する機能を新たに加え、高機能版暗号解析ソフトウエアとして9月20日より販売を開始します。本日から9月19日まで1割引の27万円+消費税にて予約販売を開始致します。

 高機能版のソフトウエアは個人の解析に加えて会社や自然、社会などの時間分解解析を行う物です。
 この中で個人の未来を見る部分については、Ver2.0の簡易検索機能・知りたいボックスにメニューを追加し、名前と誕生日からグラフをかけるようにしたいと思います。二人の関係などを簡単にグラフにできるように準備を進めています。
 こちらはバイブルコードメッセージVer3.0として10月27日に発売できるように進めています。9月の末には予約を始められるようにしたいと思っています。詳細はそれまでお待ち下さい。

 ここから本文です。

 8月15日の終戦記念日に、中国人による日本と中国との戦争をあおる尖閣諸島への上陸事件が起きました。
 香港から来たたいして性能の良くない漁船から9人が尖閣に上陸し、国旗を揚げるところを報道陣が世界に配信するという何とも情けない事件でした。

 今回の事件は、日本と中国の事前の打ち合わせに基づき行われたとしか考えられない物です。海上保安庁にはこの漁船を止める力はありましたし、今まで通りの島を守る運用をしていれば、今回のように上陸を許すことはなかったなずなのです。
 中国当局も、香港からの漁船の出航を見逃していると思われるので、日本政府と中国政府の双方の利益が求められた事件だったと思われます。

 日本側の状況ですが、産経ニュースによると
 政府高官によると、抗議船が香港を出港した12日以降、関係省庁間で協議し、「けが人が出るような強硬手段を用いない」との対処方針を固めていたという。14日には、政府全体の対処を統括する米村敏朗内閣危機管理監が野田佳彦首相にこの方針を伝え、了承を得た。
 となっています。

 当日にはさらに続きがあります。
 「日本が中国人とその財産の安全を脅かすことのないよう求める」
 これは、抗議船が尖閣周辺の接続水域に入ってから中共外交部が出した要求であるとのことです。財産とは抗議船の船体・装具を示す。即ち、航行中の強行接舷で傷を付けるなと命じたのでした。15日の漁船が来る前に非常に上手くタイミングを合わせて連絡してくるのですから、事前に日中で準備したと思われる状況です。

 この命令とも言うべき談話の発表により、海上保安庁の巡視船は、このたった1台の漁船を2台で挟み込んで止めるなどの行動を取らせてもらえなかったのです。
 どう考えても官邸サイドの事前の計画通りの行動でしょう。
 この続きはさらに情けない物になります。

 多くの人が目にした新聞などの写真では、上陸した活動家の中国国旗を掲げる様子が映し出されています。
 どうして旗を揚げて写真を撮らせて報道させるのでしょうか。沖縄県警も海上保安庁もこの阻止をしようとしなかった様です。
 9人の上陸に対して約30人が島で待ち受けていたとのことです。30人いれば止められたはずの旗持ちに旗を掲げさせて、報道をすることが目的だったようです。この命令を官邸が出していたのでしょう。

 上陸に際してはレンガが投げられたとのことで、本来なら公務執行妨害で逮捕でしょう。官邸は政治的配慮で強制送還と言っていますが、野田総理が演出した出来レースでしょう。
 その後日本では日本人による尖閣への上陸が実行され、中国では多くの尖閣デモが起き、報道されるところとなっています。

 日本の官邸の目指した利益ですが、これはアメリカの一部の戦争を望む悪い人たちに協力する戦争への誘導です。前原議員が海保の法律を変える話を出していますが、この法の運用で前回の漁船衝突の状況を作り出したのですから、ここを変えると小競り合いを本格的な戦争につながる衝突にしやすくなります。
 また、中国人の上陸と国旗の掲げられたところを見れば、多くの人が日本の安全が脅かされていることを感じるでしょう。防衛関連には予算が付きやすくなります。

 一方の中国は、今本当に大変な状況にあるのです。
 現在、中国各地で繰り広げられている尖閣デモは、「中国の指導部交代を決める第十八期中国共産党中央委員会が無事に終わるまで尖閣を利用せよ」と、中国共産党中央宣伝部が指令をだしていたことを博訊がスクープしました。
 博訊とは、世界最大の中華中立系インターネットニュースサイトとのことです。

 中国では尖閣デモを阻止すべくネットへの書き込みを消していると聞いていましたが、一部は許可して人々のガス抜きを行ったのです。
 博訊の記者が尖閣デモ隊に紛れ込んで取材したところ「四川大地震の義援金を役人が横領したのは許せない」とか、尖閣とまったく関係ない中国人が、途中参加しているという状況ですので、現実には政府に対する鬱積した不満が根底にあり、すぐにも反政府デモに変わってしまう性質の物なのです。

 中国の軍部の暴走を危惧するお話が色々とあるのですが、最近発売した本にも詳しく書かれています。中国の分裂と外部への戦争を仕掛けるリスクの高まりを感じさせる物です。
 今回は同時期に韓国大統領の竹島上陸もあり、日本を戦争に向けて孤立させるような動きとなっています。外部の流れにのせられる情けない流れになっています。

尖閣野田総理 の解析結果
 野田総理は尖閣への上陸を中国と事前に計画し、国民をだまして実行しているかも知れない。香港の漁船を上陸させ国旗を掲げさせている。
 野田総理は国民を裏切っていて、アメリカと同じく戦争を望み、中国も望んでいる。中国は国内の暴動を制御するためでもあった。利益と欲である。
 関連して、代表選挙での交代を計画しているかも知れない。

 この先野田総理は民主党の代表選挙に敗れ、身をひくことで3党合意を反故にして解散を遅らせるつもりかもしれません。実際にはまだ駆け引きが続いてどうなるのかははっきりしていませんが、近いうちに総理を辞めるからこそ、ここまでの国益を売り渡すがごとき動きが出来るのだと思います。
 前回の尖閣漁船の事件では前原大臣がこの国益を売り渡す役目でしたが、今回は野田総理が国益を私したのでした。自分の利益と欲に飲み込まれています。

 野田総理は、社会党を崩壊させた村山元総理と同じように、民主党を崩壊させる人になるようです。日本の歴史もこの総理大臣を非常に低く評価すると思われます。
 政治家としては様々な嘘や謀略という物があるのでしょうが、人の上に立つ者としての人間性には非常に問題があったと評価されるようになると思えています。

 彼らは来年まで選挙を延ばし、その時点で起きるテロなど何らかの事件を利用して政権を維持しようとするのかも知れません。この時点では国民の信を失い影響力をほとんどなくしていて、悪い人たちにも裏切られて情けなく消えてゆくように感じられます。

稲生雅之
PS 9月2日の日曜日に東京駅近くの会議室を借りて、ソフトウエアの説明会を行います。新規購入のための説明会です。現在のVer2.0の使い方の説明もしますが、今開発中の時間分解機能と、その関連する使い方についても説明致します。9月20日の高機能版と、10月27日までに実現する機能をご説明する形になります。
 お申し込みは以下のHPよりお願い致します。 

9月2日日曜日 暗号解析ソフトの説明会
購入予定者向け会場説明会申し込みページ