アメリカの環境の時間変化       8月7日

 7月24日のこのHPの解析で、アメリカの熱波について調べてみました。大きな変化がアメリカに起きつつあるのかもしれませんが、この先を見てゆくことはこの先本当に重要になってくると思います。
 前回のHPでは、時間分解して個人の出来事が追いかけられることを見ています。この種の解析はまだ始めたばかりですが、個人でなく社会の未来についても見てゆきたいと思っています。

 干ばつの予想が8/2にNOAA(アメリカ海洋大気庁)より出されており、7月の分と比較してみました。アメリカの干ばつは、現状も変化なく続いているようでした。
 関連する穀物価格の上昇は今も続いているのではないかと思います。2年続く熱波、干ばつですので、この先のことが気になるのではないかと思います。

 開発中のソフトの時間分解の機能を利用して、アメリカの環境変化について追いかけてみました。
 メインキーワードをUS環境+年とし、年は2000~2024年で変化を調べ、グラフを書かせました。
 下にそのグラフを載せます。3種類調べてみましたので、上から順番にその違いを説明したいと思います。

 一番上はメインキーワードをUS環境+年に選び、以下の言葉の変化をグラフにした物です。
安定
温暖
乾燥
寒い
災害
湿潤
転換
変化
 このグラフを見ると、今年に乾燥のピークがあり、来年は少し改善するも再来年にもまたピークが存在しています。今年だけでなく再来年も乾燥に気をつけるように促している感じです。

 この次の2つのグラフは、1番目のグラフに使ったデーターの中で、以下の基準で選び出した物をグラフ化した物です。アメリカの環境を表すデーターの中から、その一部分を選び出している物です。
 2番目の物は、お金と言う言葉が強調されているデーターによるグラフです。お金が強調されていて、お金を基準に物事を考える未来を表しています。
 3番目の物は、未来と言う言葉が強調されているデーターによるグラフです。こちらは未来を強調しており、今の利益だけでなく、未来も考えて行動する事による未来を表しています。

 未来を決めてゆく上で、現在の利益であるお金を選ぶか、未来の利益を考えるかをこの2つのグラフにしてみた物です。現在の利益の中には未来を犠牲にしている物があるので、この犠牲による変化が現れるかを調べてみた物です。
 この2つを区別する言葉の選び方など、まだまだ手法として調べるべき事は存在していますが、お金と未来という簡単な言葉でもこれだけの差が出るという所を見て頂ければと思います。

 2番目と3番目を比較すると、緑の線で表している乾燥については大きな違いが見られます。数値が安定しているのが未来を選ぶ3番目の方で、お金を選ぶ2番目は2012年が大きなピークです。
 その後もピークが繰り返し現れ、その都度問題を起こす可能性を表しているのかも知れません。未来の永続性を考えずに利益のみを追求すると、環境を破壊してゆくことになると警告しているようです。
 温暖と寒いという言葉についても、グラフの変化の大きい方が2番目のお金の選択です。暑い寒いが極端に変化する事が予想されるようにも見えています。

 グラフはここに見てきたように、私たちの選択による未来の変化の可能性を見せてくれています。この変化を知ることが未来を選択するための情報、道しるべになればよいと思っています。
 このやり方で解析してゆけるのか、事例を増やして調べているのが現在の状況です。グラフで物事を比較するには、もう少し大きさを見やすく共通化する工夫を入れる必要があるので、改善作業も行っています。

 今回は年別で見てみましたが、月別でも見てゆくことが出来ると思っています。この事例も今調べているところですので、次回以降に改めて公表したいと思います。

 9月2日の日曜日に東京駅近くの会議室を借りて、ソフトウエアの説明会を行います。新規購入のための説明会です。現在のVer2.0の使い方の説明もしますが、今開発中の時間分解機能と、その関連する使い方についても説明致します。9月20日の高機能版と、10月27日までに実現する機能をご説明する形になります。
 自然災害だけでなく、経済の動き、個人の未来の選択肢による変化など今できている部分を見て頂けます。

 暗号解析ソフトの機能としては、この時間分解機能で一段落します。今後もずっと機能は使いやすくする様に修正を加えてゆきますが、今はグラフ1枚書くのに数時間を必要としています。
 この処理時間の改善については来年のメインのテーマとなりますが、今後の方針などお話ししてゆきたいと思います。
 お申し込みは以下のHPよりお願い致します。 

9月2日日曜日 暗号解析ソフトの説明会
購入予定者向け会場説明会申し込みページ

稲生雅之