野島断層について           6月14日

 6月9日土曜日に沖縄の自然信仰家・比嘉良丸・りかご夫妻と来日中のマヤのエリザベスさん、アレハンドロさん、ニュージーランドのポロハウさんと淡路島にある野島断層を見てきました。午前中は明石の海岸でご神事を行い、午後は阪神・淡路大震災の原因になった断層を見るというスケジュールでしたので、これに同行させて頂いていました。
 いまは彼らと一緒にいますので、時間が思うように使えず更新が不定期となりすみません。今月末まで続きそうです。

 太陽の伴星の本にこの地震のメカニズムが書いてあります。断層がどのように動いたのかについてたいして疑問を持っていなかったのですが、現在の活動状況には前から興味を持っていました。
 約1,000年動かなかった断層なので、動いた後は特にしばらく問題を起こす必要はないはずなのです。でも今回は海水が急に断層へ流れ込んだことが原因であり、その海水の侵入がその後どうなっているのか分かりません。

 昨年までいろいろな場所の火山を回って見てきています。その際に感じ取れるその場のエネルギー的な物も少しずつ違いが分かるようになってきています。気の種類が変わるという様なイメージです。
 日本の火山にはいろいろな種類があります。火山にマグマを供給する部分の深さが違うと、このエネルギー的な物にも違いが出ると感じています。

 太平洋プレートは北米プレートの下に潜り込む形で地球の内部に入り込んでゆきます。約100km位の深さの部分にマグマの発生源のある物と、約170km位の深さの部分にマグマの発生源がある物が実際に存在しています。
 昨年はこれを青森県の十和田湖と岩木山で感じ取れた気がしていました。

 今回の野島断層では岩木山と同じ種類の深い場所からのエネルギーを感じました。正直なところこの場所にその種のエネルギーが存在することに驚いています。
 震源は約16kmと浅いので、この下まで断層が存在するにしてもその10倍物深さの場所に影響しているとは思えなかったのです。

 自分が感じ取ることが正しいのかは常に考えています。今日はこの解析をご紹介するのですが、地震に関しては本当に分かっていないことがたくさんあると改めて思いました。
 地震のメカニズムの解析がもっと進まないと、科学的に予知をすることはまだまだ出来ないでしょう。

野島断層の解析結果
 1月17日の阪神・淡路大震災の原因は明石と道をつないだことと、潮の流れが存在したことが理由でもある。電気や光などもそうである。プレートから断層への流れかもしれない。深い力の流れもある。
 中央構造線を経由して様々な場所につながっていて、地震に影響している。

 暗号上はもっと細かいことまで書かれていますが、この場所で強調されていることを中心に解読した物がこの結果です。
 野島断層に道をつないで海水を侵入させたことが大きな原因であるとしています。加えて断層だけでなくプレートの動きも関係しているとしています。
 結局断層の動きを誘発する物がプレートの動きであるのですが、ここでは海水の侵入がこの動きを刺激して地震になっていたようです。

 地震について考える上で、断層の存在は直接地震につながっています。直下型の地震になりやすいことは知られていましたが、単にそれだけではないようです。
 地下の深い場所にあるプレートの境界ともつながった物が存在し、エネルギーを流す道にもなっているようです。

 中央構造線とは、日本の本州の糸魚川構造線から分かれて東西方向を西に向かう線です。分かりやすい部分は和歌山から四国の徳島、愛媛を経て九州に至る部分です。多くの山が平野を介して南北に分かれていたりします。
 この下にプレートの境界があるわけではないのですが、地表につながる岩盤の割れめ的な感じです。

 当然ですが、この様な割れめに沿ってプレートを押し合う力は伝わります。この線を通じて野島断層の力が九州などの他の地区につながるという事になります。
 1995年の阪神・淡路大震災によりこの野島断層が動いたのですが、その活動はこれで終わったわけではないようです。ここに出来てしまったエネルギーの通り道により、今までには届かなかった場所にも地震のエネルギーが届くことになります。

 脅かす情報を出すことはなるべく避けるようにしていますが、ここでの意味は、関西、中国、四国エリアの地震のほとんどない場所にも注意が必要になったと言うことです。
 この続きとして来週阿蘇山の解析をしたいと思っています。13日はご神事として阿蘇の火口を見に来たのですが、火口湖が小さくなっていて活動が活発化していることを見せられました。2年前の火口湖を覚えているので、明らかな変化です。
 阿蘇山には火口がたくさんあって今も噴煙を上げる物があり、そこに以前はグリーンのきれいな色をした湖がありました。

 この火口湖は歴史的に阿蘇山の噴火の前に水が減って面積が小さくなり、干上がるころに噴火が起きる事が多いらしいです。
 当日の噴煙はのどが痛くなるほどの物を上げてくれましたので、途中で立ち入り禁止になって下山させられました。風向き次第で時々あることだとは思いますが、火口の湖が小さくなっている分ガスはたくさん出ていると思います。
 短い時間でしたが、火口湖を見ることが出来て活動状況が分かり助かりました。次週重要に感じる物を調べて公表したいと思っています。

稲生雅之
 今週末16、17日は山中湖のイベントで、比嘉ご夫妻他来賓の方々とご一緒しています。新宿からこのイベント向けのバスも出ていると思います。興味がありましたら以下のHPをご確認の上、ご参加をお願い致します。

こころのかけはし申し込みページ