前回地震のトレンドで二重星の影響について調べてお伝えしました。今回はその続きです。地球の温暖化について見直してみました。
NASAのホームページには、温暖化による海面の上昇データーが公表されていました。
http://climate.nasa.gov/keyIndicators/
このデーターによれば、1870年から2000年までの海面上昇の平均値は1.7mm/年です。これに対して1993年から2012年の現在までの平均値は、3.19mm/年でした。
NASAが公表するデーターですので、信頼度はそれなりに高い物と思います。
NASAの解説によれば、この上昇量の変化は温暖化による海水温の上昇と、温度上昇に伴う海水その物の膨張が1つの理由です。もう一つは氷河などの氷が溶けていることでした。HPには北極海の氷が時間と共に溶けている様子と、地球全体での海面の温度上昇がイメージで見ることが出来るようになっています。
現在起きている温暖化には、私たちの経済活動の影響と、太陽の伴星の影響もあるとお伝えしています。
北極海の氷がすべて溶けてしまう状況が起きると、温暖化はさらに加速します。今までは氷により太陽からのエネルギーを宇宙に跳ね返していました。これは氷があればこそなのですが、この領域の氷がなくなれば、海水の温度上昇を招きます。
海水の温度上昇はそのまま温暖化ですが、もう一つこの地域には大きな影響を及ぼします。周辺の永久凍土が溶け出すことになり、メタンガスを含めた温暖化ガスが大量に大気に供給されることになるのです。
この変化は大きく地球の温度を上昇させる可能性を持っています。
2014年くらいから高潮が起きやすくなり、2017年くらいから海面の上昇が大きくなることを暗号解析と比嘉さんの啓示よりお伝えしています。この流れに近い形で海面の上昇が進むことが避けにくい状況になってきています。
今回海面の上昇速度を調べたことで、状況が厳しくなりつつあることを再確認しました。
海面の上昇は、大陸と周辺海域の海水の力のバランスを崩すことになるので、そのまま地震の発生を増やすことになります。同様に火山の活動も活発化することに繋がると思います。
今現在で地震の発生は極端に増えている状況ではありません。統計のばらつきを超えるかどうかと言う感じに増えて来ていると思っています。
今回この関連で火山がどれくらい活性化してきているかを調べたいと思いました。どのようなトレンドを持っているかが分かれば、この先の変化についても予測に使えるかと思ったのです。
もう一つこれを調べたい理由は、他の惑星の温暖化データーがどこまで信じて良いのか分からないので、地球のデーターで伴星の影響を調べたいと思いました。
重力が火山活動にエネルギーを供給する例は、木星の衛星イオにあります。強い重力に影響されてイオは歪むので、この歪みからエネルギーを受け取り噴火活動が起きているそうです。
地球の火山活動に当てはめるには重力が強いですが、メカニズムとしてはこれに似たものだと思います。
ネットで調べてみたのですが、信頼できるデーターがなくて困っているのが実情です。
アメリカのスミソニアン博物館のホームページにデーターが存在するのですが、これがどれくらい正しいのか専門家にも判断が難しい状況とのことでした。
データーは以下のような物です。火山の噴火の規模をVEIスケールで評価したときに、4以上になる物を集めたデーターです。4以上とは10年に一度の激しい噴火レベルとのことでした。
1900年代 63回
1800年代 40回
1700年代 35回
1600年代 32回
1500年代 21回
となりました。1700年よりも前になると、私たちの観測活動している領域が狭かったせいで数字が小さくなっていると思います。この意味で数値は参考程度の物です。
加えて10年単位で見るとばらつきが多く、1900年代の10年平均は6.3回ですが、10年で4回だったり10回だったりするので、ばらつきが大きくて評価が難しくなっています。
2000年からの10年間で11回なので、トレンド的には増えていますが、まだ統計のばらつきの範囲に入っているので、急激に増えているわけではありません。
それでも地震のトレンドと比較すると時の流れに合わせて増えてきていると思います。そして、海面が上昇するとこの数字には影響が出てくると思います。
暗号で調べると、以下が参考になりました。
1)二重星の影響の場所には、噴火と噴煙が出てくる。
2)二重星と噴煙をメインキーワードにすると、火山の爆発が出てくる。温暖化から寒冷化に繋がってゆく。
3)地球の膨張をメインキーワードにすると、二重星の影響と海面上昇と噴煙が出てくる。
この先の環境変化に対して、火山の噴火の関連をもっと理解して調べてゆく必要があるようです。事実関係がはっきりしない分、どのような影響があるのか明確に出来ない部分が残るのです。
地震の対策のご協力頂いた方、どうもありがとうございました。M5クラスが何度か起き、富士山の噴火も心配されていましたが、大きな地震には繋がらなかったようです。
3月11日が起きた後なので、このエリアの地震も心配される物です。ただ、東海、東南海、南海の地震を伴わない形で富士の大規模な噴火は起きにくいと思います。どこまで先延ばしできるのか分かりませんが、今年とか今すぐ噴火しなければならない状態ではないと思います。
専門家の方に、地震と同じように、世界の火山活動がどのように変化してきているかを調べて頂ければと思いました。地震と噴火は発生のメカニズムが違うので発生統計のデーターが異なる様ですが、今地球内部に何が起きているかを客観的に知ることが出来るのではないかと思います。
身近な噴火について理解するためにも、客観的にデーターが見られるようになることを願っています。
稲生雅之