解析ソフトの状況と今後の開発  11月2日

 販売開始から1週間経ちました。おかげさまで700本を超えるご注文となりました。ご購入頂いた皆様本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
 現在までの所ソフトウエアのバグについて、連絡はきておりません。使い方のご質問はたくさん頂いております。

 マニュアルが分かりにくいこともあるので、12月に東京と大阪、1月には九州で使い方の講習会を行いたいと思っています。また、その内容は編集してHPに動画としてアップできるようにしたいと思います。
 12月の講習会のスケジュールは来週には公表できるようにしたいと思います。また、マニュアルはPCに詳しくない人にも分かりやすく出来るように、私の文章へ追加修正をお願いしているところです。

 メルマガの読者数から販売予想をしていたのですが、予想の2倍以上のご注文を頂きました。その分の事務処理負担が大きくて、メルマガが書けずにおりすみません。
 27日から数日間は注文が集中する可能性があるので、ここが忙しくなる覚悟はしていたのですが、31日に再び船井会長にHPでご紹介頂いた事もあり販売がより伸びました。本当にありがたいことでした。もうしばらくで販売数も落ち着いてくると思います。

 4日にソフトとサイトの関係者と打ち合わせをします。今までのご質問などをまとめてご説明するなど、サポートもHPに追加したいと思っています。今までは事務処理をしてご質問に受け答えするだけで精一杯だったのですが、もう少しで何とか時間を作れそうです。
 すぐには出来ないかも知れませんが、こちらの解析したデーターを公開するページも追加して行きたいと思います。

 今後の展開ですが、英語版を作ることは今までお伝えしてきたとおりですが、高速版の開発も同時に進行させられそうです。
 現状のソフトは各国語に対応する事を配慮して、その分時間も使って作って来ました。英語のサポートはそれほど負担なく出来そうです。
 このソフトを販売するにあたっては、海外での事前評価とその内容を本に入れる必要があるので、私の作業負担は少しあります。

 2012年向けの作業として、今のソフト10本を同時に動かすイメージの高速版の製作があります。この作業内容は前から公表していた物です。
 現在のソフトは、windows7に対応していますが、主に32bit版と呼ばれるメモリが4Gバイトに制限されている機種を主なターゲットにしています。
 市販のCPUの性能はピンからキリまでありますが、一応遅いマシンでも動作することを前提に作っています。

 その結果なのですが、一度にたくさんの解析を行うと、メモリも処理能力も不足することになり、一つの解析に何十分、場合によっては1時間以上もかかっています。例えば2012年の私を解析するのにこの時間が必要になります。
 現状の私の希望なのですが、2012~21年まで10年分を同時に解析したいのです。1回の解析で得られる結果をフィードバックして何度も同じような解析を行い、満足できるところまで、キーワードの変化を追いかけたいのです。

 現在は1年1年を個別に解析し、何時間もかけてやっと時の流れを追いかけています。船井会長にご紹介頂いている2011,12,13年はこの様にして見ています。何をどの様に解析するかを決めるまでに時間がかかるのです。
 多くの方に同じ様な解析を行って頂くにはどうしてもある程度の時間がかかります。また、同じく経験も必要になるのが現状です。でも多くの方がこの検索を望まれていると思います。  

 解析手法は講習会などで公表して行ってゆきますし、PCの性能によりある程度作業効率は良くなります。でも、数年分もの解析を同時に進めると、PCのメモリが4GBであることが大きな制約になってきます。
 高速版はこの制約を超えて16Gバイトやその2倍など、たくさんのデーターを高速に扱えるようにする予定です。

 今のソフトにはたくさんのデーターを同時に解析し、同時に評価する機能はありません。これからこの機能を高速版として作成する予定です。
 このソフトは現行ソフト10本分の処理能力を目指すので、価格も30万円を考えています。このレベルになれば、時の流れや物事の変化の流れを追いかけることが今よりも簡単に出来るようになると思います。

 このソフトで解析の結果を積み上げることで、普通のPCを使って時の流れを解析する手法を作り上げたいと思っています。32bit版でも時の流れの変化を見られるように出来ると思っています。
 高速版を来年の春に仕上げるとして、来年の秋までには今のソフトのアップグレードとしてこの機能の重要部分をお使い頂けるように努力したいと思います。
 高速版は早いCPUと広大なメモリーエリアを使えるので、性能的には何とか出来ると見ています。アップグレード版は正直なところ苦労するかも知れません。

 この作業が一段落したら、その次もあって、AIインターフェースのサポートです。こちらも高速版からサポートが始まりますが、暗号への検索語をある程度ソフトウエアの類推機能で作り出すという物です。
 現状どんな言葉を調べればよいのか戸惑う方も多いかと思います。カウンセリングの手法を用いて、ソフトウエアの機能により検索語を半自動で出せるようにしたいと思っています。

 ここまで進められれば、暗号解析の経験がかなりの程度ソフトウエアの中に組み込まれる形になるのです。操作する人の経験に左右されにくい、使いやすいソフトに仕上げられると思います。
 2~3年はかかると思いますが、目標があるので進歩してゆけると思います。がんばりますので、どうぞよろしくお願い致します。

イオン・アルゲイン
稲生雅之
PS 10月28日は大きな出来事もなく過ぎ去り良かったです。ただ、経済の状況には、ギリシアの国民投票など目を離せない物がありますし、東京電力福島原子力発電所の2号炉では臨界を防ぐためのホウ酸の投入が始まっているとも聞いています。今までの公表データーはどこまで信じられるのか疑問を大きくしました。
 来週には今まで通りの解析もこのメルマガでお送りしたいと思います。こちらもよろしくお願い致します。