放射性物質のデトックスについて 9月27日

 東京電力福島原子力発電所の原子炉爆発事故より半年が過ぎています。現状放射性物質の放出も止まっておらず、放射能汚染はまだ進んでいます。
 体内の被爆、内部被爆は今も進んでいますが、国は体内の放射能の計測をきちんと行っている状況ではないようです。

 公表されている情報では、体重1kgあたりどれだけの被曝量なのかが分からなくされています。総量の公表だけでは子供と大人の区別が分からず、同じ量でも体重が軽い子供の場合は濃縮されて体内に存在する事になるので、その被爆の影響は大きな物になります。
 体重1kgあたりの量にすれば、この不安が消えるのですが、この様な重要なところでも、まだ事実に向き合うことが出来ないようです。

 患者数を減らすためにも、事故の影響を過小評価するためにも、この様な情報操作が政府により行われています。この様な計測については、この先国民の声により正しく計測される方向に変えて行く事が出来ると思います。
 始めに公表されたデーターはこの様な物でしたので、これから変化することを期待しています。

 チェルノブイリの事故による放射能汚染を経験したベラルーシでは、当然ながら、体重1kgあたりの被曝量で評価しているようでした。
 体内の被曝量が多いと、体内に取り込まれている放射性物質の除去、デトックスが行われているそうです。いわゆる解毒です。

 この解毒ですが、調べてみると色々な物が実際に効果があったとして公表されています。ざっと調べただけでも以下となります。
1,ビタミンC、ペクチン
2,クロレラ、スピルリナ
3,クレイ
4,味噌、塩、玄米  
 1~3はチェルノブイリで使われ、効果があったとされている物です。4は日本の原爆の被爆に対処した物で、こちらも効果のある物です。

 ビタミンC、ペクチンは体内の抗酸化作用があり、セシウムを減少させているとの事です。クロレラも重金属のデトックスに効果があるそうです。
 いわゆる粘土であるクレイは、今東京電力福島原子力発電所の事故現場で使われている放射能吸着物質であるゼオライトになります。こちらも体内にあるセシウムなどの放射性物質を体外へと排出させる効果が認められています。

 日本ではチェルノブイリの経験をまだ生かすことが出来ていません。この様なデトックスを行うことで、実際に体内にある原子炉由来の放射性セシウム137を体外に排出できるのですが、国の政策としてはまだここまで進んでくることが出来ていません。
 チェルノブイリの事実を知りながら、国民の健康よりも政府や一部の人達の利益をまだ優先しているのです。

 この先放射能の影響を受ける子供達も増えれば、障害を持って生まれてくる子供達も出て来ると思います。この様な子供達が増えないと事実に向き合えない情けない状態ですが、この事実と向き合う時が必ず来ると思います。
 その状態まで進んでやっとチェルノブイリの治療実績や、広島での実例が生きてくることになるようです。

放射線デトックス の解析結果
 2011年3月11日の東北地震により放射能事故がおきている。放射線は体内被爆を起こしている。
 ビタミン、セルロース(ペクチン、多糖類)、クロレラ、クレイ、ゼオライトによりデトックスが可能であり、ベラルーシの例である。
 体内被曝の計測により、妊娠、子供の誕生や子供達に対して奇形、病気の評価が確率で出来る様になる。

 このコードでは、子供の奇形や病気の確率と、クロレラが強調されていました。今現在でベラルーシのペクチン製品を使って実際にデトックスが出来ていることを公表しているHPも存在しています。
 クレイやクロレラについても、もっと利用が進んでその効用が分かるようになると良いと思います。

 日本の法律では、クレイを食品には出来ないようです。海外には食用の製品もあるので、当分こちらの利用になりそうですが、クレイは九州、北海道などの火山にはたくさんあると思いますし、クロレラは既に普通の食品であると思います。
 ベラルーシで使われている物をこちらで輸入できればよいのですが、量に限りがあると思われ、日本でも同じ効果のある物を準備する必要があると思います。

 これらは当分民間で進んで行くことになると思います。利益と欲に駆られ、国民の命を軽視している政府の現状では、私達自身で自衛する事と、政府に対して声を上げることが必要になります。多くの人が声を上げるのは健康被害が増加する時期になると思います。
 自分の体内被曝量を計ることが出来なくとも、東京電力の原子炉事故現場近傍や各地に形成されたホットスポットなど放射線が多い地区では、デトックスは今すぐに始めた方が良いと思います。

 政府がこの問題に向き合えるようになると、体内被曝量を適切に計測することが多くの病院で普通に出来るようになると思います。
 この計測結果により、自分の体の状態が判り、子供を産む場合にどれくらいの確率で奇形など放射線による病気が起きるのか分かるようになります。
 普通に子供を産む場合でも、遺伝病の発生など一定の確率が存在します。放射線の影響もこれらの病気と同様に確率で評価できるようになると思います。

 チェルノブイリの経験を始めから活かせていれば、今の時点で放射能のデトックスを行っていたでしょう。政府がこの問題に向き合おうとしないことで、健康被害は大きく広がる可能性が高いです。それでも、後から取り込んだ放射性物質と向き合うことも出来るのです。
 私達がこの問題と向き合えば、体内に取り込まれた放射性物質をデトックスし、被曝量を評価することで、他の病気と同様にリスクを評価できるようになります。今よりも安心して子供を産んだり自分の健康を守って行く事が出来るようになるでしょう。

 日本の伝統食品である味噌や塩、梅干しや玄米など、被爆後の健康維持に役に立った現実があります。ここではその解析を行っていませんが、食品については改めて触れる機会を持ちたいと思います。
 日本の食品がこの先どの様に変化して行くのか、この事故に関連する部分もあると思われ、改めて調べて見たいと思っています。また、上記外のデトックス可能な食品も出て来ることになると思います。

PS 昨日は北海道にいて、大雪山の旭岳と、その東側の旧火口を見てきました。比嘉さんの心配しているアメリカのイエローストーンとのつながりなどを、理解したいと思っています。プレートの境界面につながりのあることなどが分かってきましたが、実際の所はまだ分からない事がたくさんあります。

 写真は頂上だけ雲に隠れた旭岳です。6合目から上には雪も積もっていて、雪の上を歩くことになり、寒かったです。データーをPCに取り込んだ後で、手前の夫婦池に旭岳が映り込んでいることに気がつきました。デジカメさんの良い仕事にありがとうでした。
 登頂時も山頂は曇っていて、景色を見ることはあまり出来ませんでした。調べるのが目的の旧火口は見る事が出来、状況を感じてきました。
 火山の下のプレートとマグマの状況が知りたいのですが、まだまだたくさん調べて比較して行く必要があるようです。

 メルマガは月曜日か火曜日に出すようにしています。必要に感じた時には臨時でも出しています。
 10月7日から19日までグアテマラに行くことになりました。この間更新が不定期になるかも知れませんが、現地からも情報をお送りしたいと思います。よろしくお願い致します。